「固定給+歩合給」には、条件がある。
私が勤務した会社の給与体系は、「固定給20万円+歩合給」でした。
仮に、月間の営業実績がゼロだったとしても、基本給は支給されると思いますよね。
実は違います。
固定給の20万円を得るためにも、一定の実績が必要です。
この基準を下まわった時の支給額は、6万円でした。
しかも、この金額は直属上司の給与から支払われます。
6万円では生活も難しく、上司もマイナス6万円は痛手です。
歩合給が発生するのは、一定の月間実績以上から。
基本給の20万円を得るために必要な実績は、月間100万円以上です。
商品単価は、約40万円~90万円です。月間2~3本の契約取得で、基本給は確保できます。
歩合給がつくのはここからです。
歩合率は月間実績の約20%。
販売するのは、高校生を対象とした大学受験用学習教材です。
商品は英語、数学、国語、数学Ⅲcの4種類。
価格は、1教科約40万円、2教科約66万円、3教科約76万円、4教科約90万円です。
志望校が、国公立大学の文系または理系、私立大学の文系または理系で勧める教科数が異なります。
販売した金額が月間実績となります。歩合率は、月間実績の約15~20%です。
給与の総支給額は、月間実績200万円で40万円。300万円で60万円。400万円で80万円。500万円で100万円。600万円で120万円となります。ここから所得税など複数項目の控除があり、総支給額から10万円~20万円差し引いた金額が給与として支給される仕組みでした。
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